Archive for the ‘迷走’ Category

国道6号線

2006/5/1 | ごみ, 迷走

国道6号線て、すごいんだなあと。

いや、最初は偶然Google Mapにて、国道6号線を見つけたときなんですが。
ここのマップを見たのだが。

それで、「なんでカクカクッと折れ曲がってるんだろう。かわった道路だな」と感じただけだったのだ。
「これって浅草を通ってるんだな…こいつに沿ってどんどん進んだら迷走ネタになるだろうか?」とふと思った。

しかしもういい年をしたオッサンなのだ。すぐさまチャリンコに乗らずに、そのままGoogle Mapをドラッグして北上してみた。

いつまで経っても国道6号線は尽きないのである。
30分ぐらいGoogle Mapをドラッグして、ようやく終了したかと思うと、そこは宮城県であった。

なんだそれは。

「もしここで調べずに、何も考えずに国道6号線を北上したら…俺は宮城県まで行っていたのか…」

おそろしいことである。
Wikipediaには何でも載っている。国道6号線は、日本橋から仙台までを結ぶ道路だそうで。

とんでもない道路だ。誰が作ったんだろうそんなものを。

浅草を通り、水戸街道となって松戸を通り、つくばの近くをかすめて東大通りとか西大通りとかを横目で見て、そして仙台まで行くという、なんていうか俺には多少は縁のあるところを通る道なのだ。不思議な気がした。

車があれば…ぜひドライブしたいもんだなここは。
誰か乗せていってくれないすかね。

「浅草から日本橋までだったら行けるよな」
とは思ったけど。

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過去の迷走

2006/4/1 | サイト関連, 迷走

第1回~第4回の迷走をコピーした。
カテゴリ→迷走から一覧で閲覧できます。

むかーしからホームページやってますが、この迷走日記の由来ともなっている迷走(チャリンコで無目的に迷うというやつだが)を何回かやっていて、今回のリニューアルでは第6回のみが載っていたため、過去のものをアップしたというわけです。

ちなみに、第5回の分は探したけど見つけられませんでした。

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第6回迷走

2005/6/6 | 迷走

「あなたちょっと痩せたほうがいいんじゃないの」と嫁は言った。
そうなのだ。昔の俺からすると信じられないが、俺は体重が増えている。この数年。

学生の頃からフリーターやってた頃まで、不動の60kgという体重、こいつがサラリーマンになってから見事におかしくなった。
この前に会ったKくんも驚いてた。「木下さん、ちょっと驚くくらい変りましたねえ」

今、たぶん75kgを簡単に突破していると思う。
三年くらいで、15kg以上太るなんて異常なんだろうか。

生活習慣をそう変えているというわけじゃないんだが、やはり運動量は減っていると思う。
フリーターのときって、やたら動いてやたら食ってた。それでちょうど良かったんだと思う。

「あれよ。一駅歩くっていうのは、かなりいいらしいわよ」と嫁は言う。

そうだな。ちょうどこのへんでウェイトを落しておかないとやばいなと思い始めていたときだ。
会社の福利厚生で、表参道にあるジムに通い放題なのだが、それに行ってると子育てで嫁を助けられないので、違う方法といえば、確かに一駅歩くというのは、かなり効きそうだ。

と、いうわけで、今日の会社の帰り、一駅歩いてみることにした。

とんでもなかった。

金町で電車を降りる。水戸街道に出るのだ・・・ということを念頭に置き、とにかく水戸街道に沿っていくと松戸駅のかなり南側に行ってしまうので、最初は水戸街道沿いに進み、ころあいのいいところで常磐線に沿う形にすればベストに松戸に着くはずである。

そんな想いを抱きながら、金町の南口から、商店街を抜けて6号へ。
すると、いきなりどかんと橋が現れる。こいつが新葛飾橋なのは後で知ることだ。

もう、「橋です!」というくらい存在感のある橋なんだけど、水戸街道はすごい騒音を立てながらすごい勢いで車が走り続けており、日が暮れて、橋を渡ろうとしている奴なんて俺だけ。

オレンジの灯りが細々とまわりを照らしていて、ひたすら車の走行音。ちょっと離れたところに電車が走る。

それはまあ淋しい雰囲気で、音楽をリラックスして聴いてられるとかじゃなかった。
こんなとこトボトボ歩いてて、「あー絶対、飛び降り自殺するんじゃないかと思われるんだろうなあ」と、そんなことばかり気にしながら歩く。

やがて、橋が終わり、千葉県に入ったことがわかった。
しかし、どこまでこの水戸街道沿いに進んでいいものやら・・・と思ってると、なんか分かれ道みたいに降りていけるところがあった。

なんか疲れたな・・・と、そっちへ。
そしたらなんか農家がぽつりぽつりとあって、くらーいところに。とりあえず細い道をずっと行く。

なんかこのへんから迷い出した。
遠くに水戸街道と常磐線を見ながら、自分が進んでいる方向ははっきりとさせながら進んでいくんだけど、もうどれくらい進めばどこに出るのか、まったく土地勘がないというか。
それ以前に、今までの迷走みたいに知らない街をチャリンコで疾走して迷うっていう生易しいもんじゃなくて、日が暮れて、人が誰もいない原っぱみたいなところで細い道をどこへ続くかわからんけど進んでいくっていう・・・もう、やばいな、今回は。本当にここで誰かすれ違う人が心ない人だったりしたら、まず逃げ場がないなあと考えながら進む。
(つうか30分以上、人の気配を感じない。そんなところで真っ暗な中、歩くってどうなのよ)

かなり迷ってると、団地みたいなところに出る。いきなり。

おお。・・・これで・・・と思ってると、しばらく進むと、また大きな道路に出た。
で、その道沿いに進めば大丈夫だろうと思ってると、水戸街道をくぐりぬけることになり、反対側に出た。

ええ?と思ってると、細い道は水戸街道沿いを反対に向かうのだ。
「こ、こんなところで金町に再び向かうのか?・・・」
と、途方にくれる。

道はいよいよ暗く細くなり、あるトンネルでは人とすれ違うし。(すれ違うっていうか、向うはボーッと立ってたんだ。トンネルの出口に。もう、こんな半径数十メートルには民家すらないところで、トンネルの出口に人が立ってたんだ。なんかチャリンコに乗ってきたっぽいんだが、ボーッと立っててな。もう、そんときは、本当にここで何かあったらやばいだろうなと思ったよ)

そして、本当に辛くなってきて、警察に電話して助けてもらうか、と思ったころ、なんか見たような光景にぶつかる。
だいぶ前に通過したところに戻ってきたのだ。

で、ここで素直に水戸街道沿いに進むことにした。
かなり行ったところで、街っぽくなってきて、ようやく「道路」って感じのところまで来て、コンビニとかが見えてきて、それでヘトヘトになって松戸駅にたどりつく。

ツタヤでCDを借りた。

わけがわからん。
こんなの一駅とは言わない。

確か、18:30くらいには会社を出ただろう。とすれば、19:15くらいには金町にいたのではないか。
そいでツタヤに寄ったとはいえ、帰ってきたのは21:30過ぎだ。

たぶん一時間半くらい歩いてた。

もうね、橋を渡り終わって、なんか迷いだしたとき、「ああ、こりゃ久しぶりに迷走だ」とか思ってたよ。

金町から松戸は駄目だ。
乃木坂から表参道にしよう。

20050606.gif

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第4回迷走

2002/6/23 | 迷走

自分に気合いを入れるため、迷走に出ることにする。

少し空模様が怪しいが、「今日やらないで何の意味があるというのだ」という理由で強行する。

漠然と多摩川に向かうことにする。

以前と違い、体力は確実に衰えている。「無理をしない」ことに決めた。今回は地図持参だ。迷走でもないのだ。

246をのぼっていけば、多摩川に到着するはずである。

とりあえず藤が丘から246に入り、チャリンコを飛ばす。

さすがに体力の衰えを実感する。「これは多摩川につく前にバテるのでは・・・」

しかし、途中から調子に乗ってきて、やがて溝の口に。

「そういえばアパートを探すとき、二子新地から溝の口まで歩いたなあ。そこを通ってみるか・・・」

246を途中からそれ、溝の口の駅前に。ここで少し迷うが、地図を見ながら進む。

「地図を見ちゃあ迷走じゃないよなあ。でも、このへんは本当に知らないから迷ったら帰れなくなるししょうがねえか」

高津を通り抜け、やがて多摩川に。ここまでに一時間半かかる。

多摩川沿いに進む。ここは以前にも通ったところだ。隣の橋までえらいかかるところだ。

「晴れてりゃなあ・・・」と思いながら進む。隣の橋まで30分もかかる。すげー距離だ。

以前はこの隣の橋から北に渡り、田園調布で迷ったのだ。

なので南に進む。東横線沿いに、綱島街道を南に飛ばす。

一体この方向に進んでどうするつもりなんだろうと思いながらチャリンコを飛ばす。

日吉まで来たところで人がどっと多くなる。「何だ?」と思ったら慶応大学だった。そうなんだ。知らなかった。こんなとこにあるのか。

綱島街道を馬鹿みたいに進むと環状2号と交差するところに。

さすがにこのまま南に向かうと帰れないなあと思い、ここで西に折れ環状2号に。

しばらく進むと右手にデカい建物が。それは横浜アリーナだ。

「うわわわ。横浜アリーナまで来てしまった」

さすがに帰ろうかと思い、新横浜の駅で北に曲がる。北の方に行けば帰れるだろう。

何だか市営地下鉄が走っているらしく、それに沿って北に進む。

疲れてきたなあ。休憩したいなあ。そう思ったらガストがあった。

そこに入り、飯を食いながら地図を見る。

「・・・?」

地図が違う。そういえばさっきも地図にない綺麗な道路があった・・・

ワールドカップのせいではないだろうか。そのせいでこのへんの地図に変化が訪れているのではないのか。

この地図は2002年の1月に発行されたものだ。微妙だ。

外に出ると、もう「いつ降り出してもおかしくない」空模様だ。

とにかくこの地図を頼りに帰る方向で進む。

新羽駅を過ぎたころから、非常に細い道をひたすら走る。

歩道などない。車道しかない。そこを恐怖をおぼえながらひたすら進む。

「ここはいわゆる裏道というやつではないか。誰も歩いていない。車がすごいスピードで通ってるじゃねえか」

ぶつぶつ言いながら必死にチャリンコをこぐ。

やがて大きな通りに抜け出て、「おーナムコがあるよ。隣はリコーかよ」とか言いながら進み、何だか色々なところをジグザグに行った挙げ句、やっと帰ってきた。

非常に疲れた。特に帰りが。

第4回迷走地図

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第3回迷走

2001/6/9 | 迷走

せっかくの休日なのに、普通に目が覚めてしまった。もうちょっと寝るかとも考えたが、俺はそういうことができない。「あー起きた・・・何時?」とか考えてる時間でパッと目が覚めてしまう。

うーむ。起きてしまった。どうするか。
とりあえず、いつものように冷たいお茶を飲む。そうしながら「今日は何をするんだったかなあ。何かやらなきゃいけないこと、あったかなあ・・・」と考えはじめた。

「えーと、明日は、えー明日はサッカーを観たいんだよな。そうでなくて今日は・・・えーと、ホームページのデザインを変更したかったんだよな。でも今日でなくてもいいんだよな。バイト先でのホームページ作成の課題は、えー・・・ほとんど終わってるよな。FIREWORKSの勉強でもするか・・・? でもそれもなあ」

いいかげんお茶が無くなってきた。どうするか・・・

「じゃあ、迷走でもするか?」
しかし迷走ってもなあ。どこか迷いそうなとこ、行ってみたいとこ・・・うーむ。

しばらく考えて、別に迷う必要はないよなあと思った。迷うために知らないとこに行くなんて、何だか危ない人じゃないか。
どっか行きたいところ、という基準で考えて目的地が決まった。

「八幡山に行こう」

今の大塚に引っ越してきて一年になるが、その前は八幡山に二年住んでいたのだ。その引っ越す原因になったのが「アパートを取り壊す」というものだった。八幡山から引っ越して、それからそのアパートがどうなったのか、見に行くことはなかったのだ。

「よし、八幡山っていうのは具合のいい距離だ。あのアパートがどうなったのか見に行こう」

さらに頭の中で閃くものがあった。
「そうだ! ついでに近くの天下一品でラーメンを食べよう!」

やにわに興奮してきた。俺は天下一品のラーメンが結構好きだ。そこを昼食とするという目的をたてた時点で、早く行きたくてたまらなくなった。

「よおおし、とりあえず八幡山だ。それから後はその時考えよう!」

2分後にはチャリンコ「ペケペケ号サード」に乗っていた。

まずは新大塚へ。不忍通りから目白通りへ。そして目白駅を通り過ぎる。
ここまでは何回か来てる。ここで山手通りに入る。南下。

しばらくして予想通り甲州街道に来た。笹塚かと思ったが初台だった。
「よしよし、このまま道沿いに西に向かえば八幡山だ」

すると桜上水。「あー懐かしい」京王線は最終が桜上水止まりだったと思う。何回かここから歩いて帰ったなあ。

すぐに上北沢。ここも隣駅だし、あと上北沢区民センターがあって練習場の予約に来ることもあって馴染み深いところだ。

懐かしい気分で八幡山に。天下一品はもうすぐ開店する様子だ。
「待っているんだよ・・・」

やがて前のアパートに。新しい住居になっていた。アパートのようだが一階・二階とも一部屋ずつのようだ。
「あー、前トイレだったところが入り口になってる。そうか。こんな風になったんだ・・・」

しばらく眺めたのち、その場を離れた。

そしてラーメンを食い、満足感を味わったあと、お冷を飲みながらどうするか考えた。
「東西南北、どっちに行くかだな・・・」
東なら道を引き返すことになる。西だと遠ざかる。これは却下だな。
北と南か。・・・北だと高井戸だ。さらに行くと荻窪か。しかしなあ、何回かではあるけれど行ったことあるし。

南に行くことにした。甲州街道と環八が交わるちょっと南にドンキホーテがあるのだが、そこから南には行ったことがないからだ。

「多分そのうち小田急線にぶつかるだろう。そこから東に向かって帰るという感じかな・・・」

かくして環八をひたすら南下する。ドンキホーテを過ぎると、人影がなくなった。道は広く、車がたくさん。街路樹がワサワサと続く。

「どっかで見た風景だなあ」と考えてると「あーそうか。つくばの風景だ」
そこはつくばでいう「西大通り」にそっくりであった。

そんなこと考えてたら不意に便意を催してきた。やばいと思って、しかしコンビニとかないのでしょうがなくガソリンスタンドに飛び込み「すいませんトイレ貸してください!」と叫んだ。

さてしばらく進むと横断歩道の無い交差点に来た。向こう側に渡れない。「えーどうすんだ?」見ると歩行者用陸橋が。行けない。

「もう直進はいいや」と思って左に曲がる。すると見事に迷った。どこなんだここは。
電柱に貼ってある看板によると用賀らしい。・・・だから用賀ってのはどこだ!

うろうろしてるうちに地図を見つける。「とにかく、この用賀を抜けよう」そして地図を見る。すると・・・

近くに多摩川があるらしい。「何・・・多摩川・・・? 東京都のはしっこ・・・多摩川・・・」

多摩川に行くことにした。
割と道なりに進むと橋が。「いよいよだ」そして多摩川を越える。軽い興奮。
「おおお・・・俺は今、多摩川を越えているのだ。・・・チャリンコで。なんということだろう」

そして左に曲がる。せっかくだから引き返さずに、隣の橋から戻ろうというわけだ。

川の匂いのせいか、実に気分がよい。明らかに空気が違う。見るとバーベキューをする人たち、野球をする人たち、ゴルフをする人たち・・・
「おおー、ここはいいとこだなあ! こういうところに住みたいなあ!」

そんな気持ちを抑えきれず、ニヤニヤしながら多摩川沿いを疾走する。

しかしいつまでたっても隣の橋に近づかない。
「どうなってるんだ」
見た目よりも随分遠くにあるようだ。段々疲れてきた。
「いつまで走らせるつもりなんだ!」

ヘトヘトになって橋を渡る。そして進む方向に上り坂が見えて、「あー行きたくねえ」と横道に入る。
するとまた迷った。

田園調布だとはわかったが、聞いたことあるだけで知らない。かなり疲れてきたので一度停止して一服することにした。
そこを「地方から遊びに来た風カップル一組」が通り過ぎ、小声で「このへんに住んでんのかな。すげー・・・」とヒソヒソと話していく。
「違う、違うんですよ。僕はここで道に迷っているのですよ・・・」と言いたいが、こっちは疲れてるのだ。

やみくもに、適当に走り続ける。大きい通りに出た。
「環八通り」

どうなってるんだろう。俺はどこにいるのだろう。どっちを向いているのだろう。

そこの風景は見たことがない。つまり正しい方向に行ければいいのだが、間違った方向に進むと元に戻ってしまうのだろう。

賭けで、右に行くことにした。結果的には正しかった。
やがて中原通りに交わる。ここを左に行けば五反田らしい。

「五反田は・・・山手線だっけ・・・山手線の南の方だよな。でもそっちに行くしかないよなあ」

五反田目指して北上する。ここでMP3プレーヤーの電池が切れた。コンビニに入り、電池と煙草を買う。

冷静に考えた。天気が不安定だから、いつ雨が降ってもおかしくない。こんなところでウロウロして夕立にあったら最悪だ。今はなるべく早く帰れるルートを見つけなくては。
五反田から渋谷へ何とか着いて、明治通りを行くことも考えられるがそれは遠回りだろうと思った。なので電話ボックスに入り、タウンページで地図を確認する。

五反田から六本木、そこから江戸川橋までストレートに北上するルートを見つけ、その進路、すなわち道路の名前と交差点の名前と目印を頭に叩き込む。

ガシガシ進む。不思議と疲れてない。疲れを通り越した。
六本木で信号待ちしていると、道を尋ねられる。なぜだ! どうして俺に道を聞くのだ!

神宮外苑のあたりでは警備の人たちのキビシイ目つきを振り払い、何とか江戸川橋まで辿りつく。

やっと大塚まで帰ってきた。
疲れた。ここまで疲れたのは初めてだったんじゃないのか。

日に焼けたっつうんだ。
でも、多摩川よかったなあ。住みたいなあ。

第3回迷走地図

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第2回迷走

2001/5/15 | 迷走

昼過ぎ、「笑っていいとも」も終わったことだし、チャリンコ「ペケペケ号サード」にまたがった。

とりあえず巣鴨まで行く。隣駅だ。ここで大きい通りに出る。
あとでわかったが、これは白山通りだった。この道に沿って北上する。
前回の教訓を生かして今回は「なるべく大きい通りに沿って走る」ことに決めたのだ。そして今回も別段、目的地などない。

コンビニでエビアンを買う。それをグビリとやりながら、こういう時、職務質問とかに会ったらどう言えばいいんだろうかとか考えた。

白山通りを北上する。やがて何だか殺風景なところにやってきた。走っているのは車だけ。人が誰もいない。しかも歩道も途切れた。
「ここから先は車だけ行ってよいのです」何だかそんな雰囲気に少し不安になる。で、左に折れて細い道に入る。

やがて商店街みたいなところに出た。駅がある。板橋駅だった。
「板橋駅か。・・・板橋駅ってどこなんだ?」

このへんには知識がない。板橋駅って池袋の北だったっけか。埼京線?
そんなことを考えながら商店街を適当に走る。やがて違う駅が。

「しもいたばし」また板橋か。つうかここはどこなんだ。

明らかに迷ってはいるが今回は大丈夫だ。と自分に言い聞かせながら適当に走る。
やがて見覚えのあるような風景。「あ、やばい」と思った。

そこは池袋東側の、あの五叉路だか六叉路だかの交差点だった。「あ、やばい」と思ったのは、つまり「知ってるところに出てしまった」からだった。迷走じゃない。

しかも時間にして30分ほどしか経ってない。どうする。

結果として明治通りを南下し、目白通りまで来た。
さあ、ここからだ。西に行くか東に行くか。西に行くと目白通りというくらいだから目白駅に出るのだろう。そのあと中野とか行くのだろう。しかしそれでは大塚と逆方向になってしまう。

帰りやすいほうがいいなあと思い、ここで東に向かった。

するとすぐに突き当たり、南北に道が分かれる。南に。

予想通り、ここで江戸川橋に出た。前回はここから南に行き、皇居を回るはめになったのだ。今回はここで東に向かった。心の中では「いいぞ!」と思っていた。「もう江戸川橋は俺のもんだ」とか考えたりもした。何だそれは。

ここからどう進んだのかよくわかってない。神田川に沿って走ってるはずなんだが、自転車で通れない道があったりして、ちょろちょろ曲がったりしながら適当に走った。
「何とかなるだろう」と漠然と考えつつ、「水道橋か」「神保町か」「御茶ノ水か」と観光気分でぶらぶらと時間が過ぎていく。

やがて、それまでの「綺麗な女性がたくさんいる」雰囲気とは明らかに違うところに来た。「さくらや」とかのビルがドカドカ建っている。「?」

気がつけば秋葉原だった。どういうことなんだこれは。

秋葉原まで来る予定ではなかったし、何となく遠いところまで来てしまった気がした。
時間的にも、ここから戻る方向で行こうと、北上する。北西に向かえば戻れるのではないかという考えで。

不忍通りを北に向かい、千駄木あたりまできたころ、男に声をかけられる。「ちょっとおたずねしますが・・・」また道をたずねられるのか俺は。しかも自転車で走っているのに。結果的に無視してしまった。

その後、田端に。「ああよかった。これで・・・」とにかくJRぞいに進めば大塚に着くだろう。そう考えて何を思ったか田端の北側に出る。大塚の北側に行きたいから、線路を左に見ながら西に進めばいいやと考えたのだ。これが間違いだった。

そのうちに「尾久駅」というところに出る。「?」・・・駒込のはずじゃなかったのか。どういうことだ。

あとでわかったのだがその線路は山手線ではなかったのだった。不安をかかえつつもそのまま進む。やがてまた駅が。

「梶原駅」とある。しかし雰囲気が違う。「これは・・・都電荒川線じゃないのか?」そう考えた。「ということはこれに沿って進めば大塚に・・・?」

賭けてみることにした。それで荒川線に沿って走ることにした。
しかしまさか線路の上を走るわけにはいかないので、なるべく線路を見失わないように近い通りを走るのである。しかし荒川線は何ていうか強引なところを走る電車なので、かなり苦労する。
それまで道沿いに順調に走っていたかと思うと、電車は住宅街の中にすっと入っていってしまう。どこから追いかければいいのだ。

やがて王子駅に。つうかここはどこなんだ。王子か。

そんな感じで疲れきったころ、やっと大塚に辿りついていた。

前回に比べれば小規模だったが、迷走だったなあ。

第2回迷走地図

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第1回迷走

2001/4/27 | 迷走

とりあえず、江戸川橋まで行ってみることにした。

唐突だが昨日の続きなのである。自転車で行ってみるわけである。
大塚からだと何となく南の方角な感じがする。大塚から新大塚へ。ここまではわかる。ここからがわからない。とりあえず「大きい道路に沿っていけば江戸川橋にも通じてるはずだ」と考え、漠然と南下する。

すると見事というか、ぴったり江戸川橋に到着してしまった。

さて、ここでちょっと拍子抜けしてしまったわけだ。予定としては江戸川橋まで多少の苦労をして行き、そこで休憩がてら食事でもしてその後、高田馬場を経由して池袋へ行くつもりだった。そんなアンニュイな午後を過ごす計画だったのだ。

こんな、あっけなく江戸川橋まで来てしまった。何も疲れてない。
どうしようかとしばらく考える。(今、思うと素直に高田馬場に行っときゃよかった!)

結論として、そのまま南に向かった。

今まで南に向かってきて、あっけなく西へ向かうのもどうかと思ったし、「何なら新宿とか渋谷にでも・・・」とか考えてしまったのだ。

で、南に向かう。するとしばらくして見たことのある場所に。

「神楽坂?」
そうだった。神楽坂だった。「もうちょっと行ってみるか」と思い、細い道などを強引に南に向かう。急な上り坂が多い。「何でこんな坂が・・・そうか神楽坂っていうくらいだからなあ・・・」とぶつぶつ考える。道はやがて突き当り、うろちょろしてるうちに何故か大日本印刷の中に迷い込む。

とにかく引き返して他のルートをアプローチ、なんてことはしないのでそのまま強引に突っ切る。すると市ヶ谷に出た。

「あー市ヶ谷まで来た。さすがに疲れてきたなあ。ここらで・・・」とか思いながら、市ヶ谷駅のそばの交番の横にあるデカい地図を見る。「あ」と思った。地図はもちろん、市ヶ谷を中心に見た地図であるが、その東方向に皇居が載っている。
「皇居か。そういえば昨日、皇居くらいまで行くとか書いたな。何だか近そうだな。行ってみるか?」

少し張りきる自分が発動してしまった。ここで方向転換して東に向かう。

しばらく進むと左側にズズズッと、遠方まで続く塀が現れた。何だこれ?とか思ってたら、それは靖国神社だった。「そうなんだーここにあるんだー」もうすっかり、おのぼりさんだ。

ほどなく皇居の端っこについた。しかしまさか、ここから引き返すわけにはいかない。だってそれじゃ退屈じゃないか。帰りが。だからそのまま皇居に沿って進む。

つまり皇居の周りをを時計回りで進んだのだ。

そこにはジョギングしたり散歩したりの老若男女がいる。彼らはそこに、目的があって来てるわけで傍目から見てもそれは「絵になってる」というか。つまり違和感がない。しかし「何となく」来てしまった俺は普段着で、しかもママチャリだ。

ちょっと恥ずかしいなあ、と思いながらも皇居を半周ほど回った。「おそらく今、俺は皇居の南側にいるのだろう」と考えた。

このへんから不安になってくる。それまでのルートは東西南北を何となく把握していた。つまり何というか、「ここから東に行けば飯田橋だな」とか「西に行けば大久保だな」とか考えていたのだが、このあたりの、西は麻布から東は銀座という、このエリアは全くわからない。道路の名前もわからないし、地下鉄の駅もそんなに知らない。

とにかく、皇居を離れてそのまま西に向かう。「今、俺は皇居の南側から西に向かっている」と頭の中で考えながらペダルをこぐ。

ほどなく法務省とか検察庁とか、そういう建物がドカドカ建っているところに来た。
それで何となく霞ヶ関に来てるらしいとわかった。しかし、今や自分が正確にどういう方角に進んでいるのかはわからなくなってきた。まわりでチャリンコに乗っている人といえば、バイク便の人だけだ。

さすがに疲れてきて、ここでジョナサンに入り、飯を食う。

少し冷静に考えてみた。その時、5時だった。もうすぐ日が暮れる。さすがに今来た道を引き返した方がいいんじゃないのか。
しかし、それはさすがに時間がかかりすぎる。それにまた皇居を回るのか?

このまま行くことにした。

そして次は神谷町に来た。少しホッとする。ここは東西南北がわかる。まず南に少し向かい、そこから北西に。六本木に出る。

とにかく明治通りに出ることだと思った。明治通りに出会いさえすれば、ただ北に向かえば池袋だ。
「六本木か・・・恵比寿から日比谷線で北東に向かって広尾、六本木、だったな。つうことはここから西に渋谷があるのか・・・」

とにかく西だ!と思っても、道が真っ直ぐじゃないので、散々迷う。で、何とか渋谷に着いた。で、ここからは明治通りを北へ。新宿を通り過ぎて池袋へ。

もうとっくに日は暮れており、自分でも何をやっているんだろうという気持ちがした。疲れた。明日は絶対に筋肉痛だ。

今、地図を見てみると、やはり敗因は皇居の南側であった。「今、皇居の南側から西へ向かっている」と思いこんだのが間違いだった。あの時、俺は南に向かっていたのだった。

我が愛車「ペケペケ号サード」(今、命名)はご主人に買われて2日目にしていきなりハードワークを課せられたのだった。

おしまい。今日は長文だったなあ。

第1回迷走地図

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