ファミリー・ポートレイト

2009/5/18 | 読書

ファミリー・ポートレイト

桜庭一樹「ファミリー・ポートレイト」を読んだ。

長かった。
「私の男」と似てなくもない。
ある女性の、5歳から34歳までの激動すぎる人生物語が続く。

主人公の母親は、元女優で人がびっくりするほどの美人で、でも男を殺して子供を連れて逃げる。
転々として、様々な環境で虐げられたりしながら成長していく主人公。どんな目に逢っても母親を愛して耐える。

描写は、桜庭一樹なのでそれなりに来てます。豚の加工工場のパートはちょっと引きながら読んだかもなあ。あれは読んでて辛かった。

やがて主人公は一人ぼっちになって、バーで働いたり、話題の作家になったり、それを捨てたり、まあ長い。
最後の、母親の元女優の姿と再会するところがとても綺麗な締め方だと思った。
ただ、そこに行くまでは長かった。

がっつり読後感。
だけど充足感てのはなかったかな。希望とかないし。
ドラマ原作本ぽいと感じた。

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